ぼくの個人開発に最近ハマっていて、それらのアウトプットは技術ブログをできるだけ書いて、自分の記録を残すようにしています。
そんな中、ブログサービスを作ろうかと考えていたのですけど、思っていろいろと考えて、今は作らない、という結論になりました。
それに至るまでの分析や言い分をアイデアの現状をまとめます。
「こんなブログサービスを作りたい」
まず、作る前にこんなサービスを作りたいと思いました。
- 書きたくなるブログ、書き続けられるブログ
- 自分を振り返るようなことができる自分史を作るサービス
- 誰かが読んだら、書き手に読んだこと伝えられ、読み手と書き手とがモチベートし合える
- SEOより誰によんでもらったか、を伝えSEOに追われないブログ
そして、そこから思いついたサービス名と特徴はこんな感じです。
- サービス名: ライフトーチ(Life Torch)
- 世の中のポエム的な文章、エモい文章を書ける場所
- 例えば持病があったり、闘病していたり、いじめられていた過去があったりするけど、それでもぼくらは日々を暮らしていかないといけない、そのなかの灯火としての文章を書く
そして、このサービスの特徴、機能はこんなところにあります。
- マークダウン形式で書くことができる(難しいhtmlタグの操作はない)
- 読んだら読んだよ、をユーザに伝える
- 読んだ数だけ押してOK
- 「ユーザは読んだよ」を無限回押すことができる
- PV数を計算し、書き手にたくさんの人に読まれていることを伝え、書くモチベーションを上げる
と、ざっくりこんな感じのサービスを作ろうと考えています(考えていました)。ちなみにここのタイトルに載せている画像はこのサービスのロゴです。5秒で描きました。
- サービス名はライフトーチ(Life Torch)
- かんたんに文章を書くことができ、たくさんの人に読まれることを想定している
- PVやSEOではなく、書いた記事をちゃんと読んだことがわかる、というがユーザの体験のキモ
プロダクトを作る前の気持ちを整理する

ここで安易に作り始めると「ものはできたけど、使われない」という状況になりかねません。この分析の目的は納得感を得るためです。
僕は自分も使わないし、他人も使わないサービスは作るだけ無駄と考えています。自分が使い続けられるサービスであれば、それは作っても長く使えるのでOK。
または数百人が使うようなことがわかるサービスであればそれも作る意味があると思います。作り手としての多少の承認欲求もあります。そうでないならぼくは作りたくないのです。この分析にはそういった意味があります。
現状のサービスを分析する
ブログサービスを作るといして、競合となりそうなブログサービスの競合を考えてみます。
はてなブログを分析する
はてなブログのサービスを分析してみると、こんな感じだと思います。
- 誰でもアカウントを作れば、すぐに始められる
- 書き手に対する動機づけはPV数とスター
- SEO流入ではなく、はてぶ内でのコミュニティが強い印象
- adsenseの収益化はない(難しい?)
- はてぶの収益源
- 月額課金で広告外せる
- 独自ドメインを設定できる
ブログを始めて収益化したいけど、そこまで文章力やコンテンツ力がない人が使っている印象があり、なにかを解決するというよりは感想を書くような場所になっています。
noteを分析する
noteのサービスを分析してみると、こんな感じだと思います。
- 収益化プログラムがある
- 書き手に対する動機づけ
- 「スキ」などのいいね
- PV数の計測
- 書き手に対する収益化プログラム
- 書き手とnote運営の収益になる
- ユーザ同士のコミュニティ、サークルを作ることができる
- SEOの流入というより、同サービス内で交流する。または個人のコンテンツ力による集客
はてぶ同様、noteにもPV測定やスキ機能による書き手に対する動機づけのための機能があります。はてぶとの違いは収益化とコミュニティ形成にあると思います。
noteの運営の収益としてユーザがユーザに対して直接、課金することができ、その数%をマージンとしてnoteが入るようになっています。
noteではユーザ同士がサークルを作ることができます。書かれた記事だけでなく、その記事の書き手自身もコンテンツとして捉えるようなことになり、そこで生まれた記事、サークルの経験を記事にすることで読まれる記事を増やすよな構図になっています。
技術ブログ(Qiita、Zenn)を分析してみる
ぼくはエンジニアなので、技術ブログサービスであるQiitaとZennをよく利用します。一応、これもブログなので分析してみるとこんな感じです。
- 想定ユーザはエンジニアにフォーカス
- 広告をつけることができない
- Qiitaは運営が広告枠を売っている(多分)
- Zennにはnoteと同様の収益化プログラムがある
- どちらも書き手へのモチベーションは、はてぶ、noteに類似している
- PV数の計測はZennにはGoogle analyticsのタグを埋め込むことができるので、それで計測することができる
技術ブログは当然ですけど、ユーザはWEBエンジニアに特化しています。LGTMやいいね、をするところはここまで紹介してきたブログサービスにもあった同様な機能といえます。書き手においてはSEOの流入はあまり狙っていません。
書き手への収益化はQiitaに関しては行っておらず、Zennに関しては収益化することができます。しかし観測の範囲内ではそれを注力してやっている人はあまりいない印象です。
ブログサービスにはユニークな切り口が必要
この記事のタイトルである「【個人開発】ブログサービスを作ろうと思ったけど競合が多いので、開発しないことにした」でも表しているように、自分でブログサービスのアイデアはまだ寝かせておくことにしました。
理由としては、こんな感じです。
- はてぶやnoteのように書き手に対するモチベートするブログサービスでは、同じようなサービスになりそう。
- ↑故に差別化ができない。つまり使ってくれる人がいない。
- 技術ブログのようなユーザを限定するにも、そういった人が思いつかない
それよりも今は自分が絶賛開発しているサービスもあるので、それの開発をコツコツ進めながら考えることにします。
他にも作ってみたいサービスもあったりしますし、今はこれでいいかなと思います。なにかコメントがあれば開発する気にもなるかもしれないです。